ファイナル・レポート

Energy Storage Europe 2019


欧州エネルギー貯蔵国際展示会・会議

2019年3月12日~14日
 

  •  ドイツのエネルギー貯蔵関連企業の総売上高は50億ユーロに
  • エネルギー貯蔵への関心は全ての産業分野に拡大
  • 出展企業は独創的なソリューションを発表


3日間にわたって開催されたエナジー・ストレージ・ヨーロッパ(ESE)は、参加者・出展社の90%以上がこのイベントに「満足している」と答えるなど、成功裏に幕を閉じました。ドイツ・エネルギー貯蔵協会(BVES)は、カンファレンスで最新の市場動向データを発表し、前向きな進展とエネルギー貯蔵業界の重要性がますます高まっていると確認しました。蓄エネルギー業界の総売上高は前年より9%増加し、50億ユーロに達しました。また同業界の就労人口も前年比9%増の12,100人と報告されました。業種内訳は大規模産業用蓄電池(33%)、蓄熱(33%)、そして家庭用蓄エネルギー関連(21%)となっています。

 

NRW州経済・エネルギー担当大臣Prof. Dr. A.ピンクヴァルト氏は「エネルギー貯蔵設備はエネルギーシステムの転換を成功に導くための決め手となります。それらは、ますます増加する再生可能エネルギー比率のインテグレーション・柔軟化とその安定供給に重要な貢献をします。ヨーロッパで有数のエネルギー貯蔵をテーマとした国際会議及び展示会、エナジー・ストレージ・ヨーロッパは蓄エネ技術とアプリケーションの全てを網羅すると共に、ソリューションへの重要なアプローチも提示する。NRW州のエネルギー事情においては、これらのイノベーションは特に重要であります。」と強調しました。


「エネルギー貯蔵設備は様々な分野で成功への道を切り拓いている:エネルギーシステム転換、同時にエネルギー安定供給システム、最終的には持続可能な経済発展において。World of Energy Storageシリーズのヨーロッパ版として、ESEはドイツおよび海外の蓄エネルギー業界の最新情報が一堂に集結するコネクティング・ポイントなのです。」とドイツ・エネルギー貯蔵協会(BVES)専務理事のU.ウィンデレン氏は付け加えます。

 

ますます強まるBtoB志向

 

ESEは常にエネルギー貯蔵システムをテーマとして、BtoBにフォーカスしてきました。そして今年も来場者の99%がビジネス目的での来場となりました。また来場者の40%は海外からの来場者でした。イベントで展開されたソリューション・技術・アプリケーションの領域は昨年に続き、前年より増加しました。


家庭用蓄電池から充電インフラ、フレキシブルなセクターカップリングまで

 

ESEが扱うテクノロジーのテーマも会議プログラムに反映されました。蓄電池、Power2Xコンセプト、モビリティ・インフラ・ソリューション、蓄熱技術などは今年のセッションの焦点となりました。また、柔軟なセクターカップリングでの蓄熱や熱化学プロセスに基づくパワー・トゥ・ヒートソリューションなど、数々の斬新なアプローチが発表されました。

 

 

次回のエナジー・ストレージ・ヨーロッパ 2020は2020年3月10日~12日に開催いたします。